【体験談】キャリアコーチングって怪しい?実際のリアルな感想と効果を解説
- キャリアコーチングって怪しくないの?
- キャリアコーチングの効果はあるの?
- キャリアコーチングって具体的に何をするの?
キャリアコーチングが気になるけど、よく分からなくて怪しい…と思う方が少なくないです。
正直、筆者も効果ないんじゃないの?と感じていたのでとても分かります
結論、キャリアコーチングは怪しくなく、目的を持って利用すればとても良いサービスです。
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この記事では、キャリアコーチングが怪しい理由と使ってわかったメリットやデメリットについて解説していきます。
記事の中盤では、実際に約1年間のキャリアコーチングを受けた筆者の超詳細な体験談を紹介します!
キャリアコーチングを考えている方におすすめなのは、以下の3つのサービスです。
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「自分に合うかな?」と感じている方は、初回面談が無料なので気軽に試せるのが嬉しいポイント!
カイ
- ブログ管理人:詳しいプロフィール
- 4つのキャリア経験あり:エンジニア、マーケター、営業、コンサルタント
- 第二新卒経験者:3ヶ月で7社から内定獲得、コンサル企業へ転職
- キャリア支援実績あり:50人を超えるキャリア支援
キャリアコーチングとは?
そもそも、キャリアコーチングが何かわからない人もいますよね。
キャリアコーチングは、1対1で転職を前提としないキャリア相談ができることをいいます。
自己分析を元にキャリアプランを設計し、5年後、10年後とゴールを明確にします。
ゴールにたどり着くにはどのようなスキルやキャリアが必要なのか?
この点を理解して転職活動に繋げるのがキャリアコーチングの目的です。
10年後も充実した人生を送っていたい!
将来のビジョンがはっきりわかるのがコーチングの魅力です!
キャリアコーチングが怪しいと言われる6つの理由
まずは、キャリアコーチングが怪しいと言われる6つの理由について解説していきます
日本での認知度が低いから
キャリアコーチングが怪しいと思われる理由の1つ目は、日本での認知度が低いからです。
キャリアコーチングが日本での認知度が低い理由は以下の2つです。
- 日本でのコーチングの歴史が浅いから
- 日本で普及し始めたのが1990年代で、まだ30年弱の浅い状態
- 日本での市場規模が小さく広まっていないから(アメリカとの比較)
- 日本:約300億円(日本の人口は、1億2千万人)
- アメリカ:約1兆2,700億円(アメリカの人口は、3億3千万人)
- 人口は約3倍なのに対して、市場規模は約50倍
こういった理由から、キャリアコーチングは未だに馴染みの薄く、効果や価値が十分に理解されていません。
その中でも、キャリアに特化したキャリアコーチングはますます認知度が低い状態と言っていいでしょう
また、キャリアコーチングは、コーチとの面談での気づきをもとに自分でキャリアを設計していきます。
そのため、従来のキャリア形成の方法に慣れ親しんでいる人々からは、疑問や不信感を持たれがちです。
キャリアコーチングの料金が高いから
キャリアコーチングが怪しいと思われる理由の2つ目は、料金が高いからです。
キャリアコーチングの相場
- 単発セッション:1万〜3万円
- 複数セッション:数ヶ月で10万〜50万円
ご覧の通り、1回のセッションの費用が数万円、複数回となると10万〜50万といった高額になります。
どうしても料金が高いと、「騙されてるんじゃないの?」「ぼったくりじゃない?」と疑ってしまいます。
高額なサービスとなると、少し疑いの目を向けてしまいますよね
キャリアコーチングの料金が高い理由を知りたい方は、以下のページをご覧ください。
誰でもキャリアコーチングを実施できるから
キャリアコーチングが怪しいと思われる理由の3つ目は、キャリアコーチングが誰でも実施できるからです。
この世界には資格がないと活動できないものと資格がなくても活動できるものがあります。
- 弁護士:弁護士資格がないと活動できない
- 医師:医師免許がないと活動できない
- コーチング:資格がなくても活動できる
2024年7月現在では、キャリアコーチとして活動するための公的な資格やライセンスが特に定められていません。
つまり、誰でも「キャリアコーチング」と名乗れば活動できるということです。
その結果として、技術や経験のレベルが大きく異なる人々がコーチとして活動しています。
このため、コーチングの質にばらつきが出てしまい、効果や実態が怪しいと感じてしまうことになります。
あくまでもコーチングの資格は能力を裏付けるものであるということを念頭に置いておきましょう
効果が見えにくいから
キャリアコーチングが怪しいと思われる理由の4つ目は、効果が見えにくいからです。
- 利用者の頑張りに依存するから
- 内面へのアプローチが多く、外見への直接的な影響がほとんどないから
- コーチの技術や相性にばらつきがあるから
上記の通り、キャリアコーチングは受ける人の状況や性格、コーチとの相性によって大きく異なります。
こういった理由からも、キャリアコーチングが「怪しいのでは?」と思われる原因になってます。
コーチングの効果について気になる方は、こちらをご覧ください。
何をしているのかよく分からないから
キャリアコーチングが怪しいと思われる理由の5つ目は、何をしているかよく分からないからです。
やはり、コーチングの認知が低いことで、実際に何をやっているのか分からないという方が多くいます。
そこで、改めてコーチングの流れと目的をまとめました!
コーチングとは、思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通して、クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるように、コーチとクライアントのパートナー関係を築くこと
引用:一般社団法人国際コーチング連盟日本支部 公式HP
具体的には、以下のようなステップで、質問と回答を繰り返しながら目標に近づけていきます。
- 現状を確認する
- 「最近はどうですか?」「身の回りでどんなことがありましたか?」
- ゴールを設定する
- 「どんな状態だったらいいなと思いますか?」「周りにはどんなものがありますか?」
- 必要な要素・妨げになる要素を明確にする
- 「(ゴール)には何が必要ですか?」「なんで(ゴール)ができていないと思いますか?」
- 行動計画を作成する
- 「次何をすれば良いと思いますか?」「どこからなら取り組めそうですか?」
- フォローアップする
- 「設定した行動計画の進捗はどうですか?」「自分自身の評価はいかがですか?」
参照:Smart相談室 「【実践方法】コーチングのやり方とは?企業の人材育成に役立てる方法」
また、コーチングの目的をよく比較される3つのメソッドとの違いで見ていきましょう。
コーチングとティーチング・コンサルティング・カウンセリングの違い
- コーチング:双方向のコミュニケーションで受け手が持っている考えを「引き出す」
- ティーチング:一方向のコミュニケーションで知識やノウハウを「教える」
- コンサルティング:一方向のコミュニケーションで課題を指摘し、解決策を「提示する」
- カウンセリング:双方向のコミュニケーションで受け手の状態を元に戻すために「助言する」
参照:HR NOTE 「コーチングとは?必要な5つのスキルやメリットを徹底解説」
これらの中身を詳しく知らないことで、コーチングを怪しいと感じてしまうことになります。
中身の見えない箱の中に手を入れるのは躊躇しますよね。
これと同じで、人は分からないことに対して抵抗を感じます
実際に怪しいキャリアコーチングが存在しているから
キャリアコーチングが怪しいと思われる理由の6つ目は、怪しいキャリアコーチングが存在しているからです。
既にお伝えした通り、コーチング自体には資格が必要ないため、誰でも実践できてしまいます。
この点を利用して、言葉巧みに集客し、コーチングのようなサービスを行っていることが不信感を助長しています。
キャリアコーチングは自分のお金を投資するからこそ、しっかり比較検討しながら選ぶ必要があるということです
【体験談】キャリアコーチングを実際に体験してみた!
キャリアコーチングの実態がよく分からないという方に、筆者の体験談をご紹介します。
筆者がこれまで受けたことのあるキャリアコーチングは、以下の4つです。
- GOAL-B
- マジキャリ
- ポジウィルキャリア
- ココナラ経由のコーチ(1年間)
この中から今回は、個人的に契約しているココナラ経由のコーチの体験談をお伝えしていきます。
キャリアコーチングを受けた理由
筆者がキャリアコーチングを受けようと考え始めたのは、2024年5月です。
第二新卒の転職活動を始めたのが7月からなので、その2ヶ月前から体験コーチングを受けていました
その際に、筆者がキャリアコーチングを受けようと思った理由はこちらです。
- 今の職種が合っているかどうか気になる
- 今後のキャリアプランを相談したい
- 自分の本当にやりたいことを明確にしたい
- キャリアコーチングの実態を知りたい
自分の思い描く姿と当時の働き方にギャップを感じ、今後のキャリアの方向性をしっかり考えようと思っていたところでした。
こういったキャリア全般のモヤモヤした状態を解決するために、キャリアコーチングを受けることにしました。
キャリアコーチングのセッションの流れ
基本的なコーチングの流れは、Zoomで行い、下記の流れで進んでいきます。
ちなみに筆者が契約しているコーチの方は、コンサル経験のあるコーチの方で、結構厳しいのですが情熱的な方です
気持ちや身体の状態をお互い打ち明けて、コーチングを受けるために気持ちを切り替えます!
今どんな気分ですか?
今日も新しい気づきや自己理解が深められるのかなとワクワクしています!
その後、キャリアの目標のために必要な課題に対しての報告と自己評価をしていきます。
いよいよセッション開始の前に、下記の2点を最初に確認します。
- セッションのゴール(どんな状態になっていたいか)
- セッションで取り扱うテーマ(何について話すか)
これらは、限られたセッションで最大の効果を出すために行っているそうです。
実際のセッションということで質問と回答を何度も繰り返していきます。
自分の将来のために筆者とコーチの両方が真剣に取り組むので、結構疲れますが自分で潜在的な考えを引き出せた時は最高です!!
セッション内容を踏まえて、最終的なゴールのために必要なタスクを自分で考えます。
ゴールはどうやったら達成できると思う?
セッションの感想やどんな気分であるかを発言して終了となります。
キャリアコーチングを受ける前と受けた後の変化
結論から言うと、約1年間のキャリアコーチングを受けて良かったと心から思います。
実際にキャリアコーチングを受ける前と受けた後の変化は以下のようになっています。
- 今の職種が合っているのか正直分からない
- 自分の考えているキャリアプランが本心からきているのかモヤモヤしている
- 自分の本当にやりたいことは何か
- 自分自身を客観視(メタ認知)できるようになった
- 自分のキャリアをやりたいこと基準で考えて良いと感じるようになった
- 働く目的と目的から逆算したキャリアプランを設計できるようになった
- 自分のモチベーションをマネジメントできるようになった
- 自分の持っているポテンシャルと活かし方を把握できた
守秘義務があるので、コーチングの中身をお話しすることはできないです。ご了承下さい。
キャリアコーチングを受けてみて自己分析も大切ですが、プロと行う分析は違った視点があり気づきが多いなと感じました。
コーチの方が引き出すのが上手だったからこそ、自己分析だけでは得られない変化になったと思います
気になる方は、こちらがおすすめなので興味のあるものを試してみてください。
\ 20代におすすめのキャリアコーチング/
キャリアコーチングを体験して感じた4つのメリット
筆者が約1年間のキャリアコーチング体験して感じたメリットは4つあります!
自分の本当にやりたいこと・なりたい姿が分かる
キャリアコーチングのメリット1つ目は、自分の本当にやりたいこと・なりたい姿が分かることです。
その理由が、自己反省や価値観の探求を通じて、気づかなかった自分自身の望みや目標を明らかにできるからです。
こんな時にコーチが、無意識に行なっている思考のブレーキや障壁を崩しながら一緒に考えてくれます。
自分の本音を赤裸々に語る恥ずかしさはありますが、本心を知ることができるチャンスです
キャリアや自分自身に対して客観性が身に付く
キャリアコーチングのメリット2つ目は、キャリアや自分自身に対して客観性が身に付くことです。
日常生活の中で、私たちは自分自身の行動や決断を主観的にしか見ることができないことが多いです。
人は自分が信じる情報や有益な情報を取り入れがちです
しかし、キャリアコーチングでは、自分の行動や思考パターンを外からフラットな目線で問いかけてくれます。
コーチングの中でこれらの問いかけをしてもらえるのは、キャリアコーチングならではのメリットです。
転職が絶対にしたい!なら転職エージェントですが、キャリア全般の悩みならキャリアコーチングの方が目的に合っています
長期的なキャリアについて相談することができる
キャリアコーチングのメリット3つ目は、長期的なキャリアについて相談することができることです。
コーチはあなたのキャリア目標を明確にし、それに向かってどのように進むべきかについて一緒に考えてれます!
5年後・10年後といったキャリアを見据えて動くことは簡単ではないので、サポートしてくれるのは心強いですね。
ぼんやりとしたキャリアの悩みや不安が分かる
キャリアコーチングのメリット4つ目は、ぼんやりとしたキャリアの悩みや不安が分かることです。
意外と自分のモヤモヤを言語化することって難しいんですよね
中長期的なキャリア以前に、今抱えているモヤモヤがはっきりしないケースはとても多く、自分で見つけるのも難しい…
そんな姿を見てもキャリアコーチはしっかりと向き合って、自分ごとのように考え、気づきを与えてくれます。
モヤモヤの言語化ができたら、後は自分で考えていきやすいので非常にありがたいです。
キャリアコーチングを体験して感じた3つのデメリット
キャリアコーチングには多くのメリットがありますが、一方でデメリットもあると感じました。
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料金が高い
キャリアコーチングを体験して感じたデメリット1つ目は、料金が高いことです。
キャリアコーチングサービスの料金が高い理由は4つあります。
- コーチ1人あたりが抱える利用者が少ないから
- 顧客単価が低くなっているから
- 中長期的に利用者を見ることが前提だから
- 需要が高まっているから
詳しくはこちらで解説しています。
また、コーチングは「気づきを与えるもの」であり、「転職や昇進を保証するもの」ではないです。
そのため、費用対効果が測ることが難しく、一層料金が高いと感じてしまいます。
その後のキャリアの方向性を考える上での重要な気づきを得ることができるので、利用する価値は十分にあると感じています
気になる方は、初回面談を利用してみて納得した上で利用していきましょう!
\ 20代におすすめのキャリアコーチング/
コーチングだけでは問題は解決されない
キャリアコーチングを体験して感じたデメリット2つ目は、コーチングだけでは問題は解決されないことです。
コーチングを受けたからといって、すべての問題が自動的に解決されるわけではありません。
というよりも、コーチングを受けただけでは何も解決しないです。
最終的な行動を起こすのは自分自身です。
コーチングを受けただけ終わると、一喜一憂するだけなのであまり意味がないです
効果の実感に時間がかかる
キャリアコーチングのデメリット3つ目は、効果の実感に時間がかかってしまうことです。
キャリアコーチングは、受けた後に自分が取ったアクション次第で効果が変わってしまいます。
そのため、効果を実感するのは早くても数ヶ月、遅ければ10年といった時間がかかってしまいます。
ですが、自分の価値観を早い内に明確にしキャリアを歩んでいくのであれば間違えることはないと言えそうです。
逆に10年後にキャリアコーチングを受けて、「早く気づけていたら…」と後悔する方がもったいないでしょう。
キャリアコーチングの受講がおすすめな人
筆者自身がキャリアコーチングを受けて、おすすめできると感じた人はこんな人です!
- キャリアに漠然とした不安を抱えている人
- 自分の強みや市場価値が分からない人
- 自分の仕事やキャリアの相談相手がいない人
- 転職したいが、中々踏み出せない人
- 今後のキャリアプランを相談したい人
キャリアコーチングは何と言っても「モヤモヤの言語化・明確化」をするための気づきを与えてくれるのが特徴!!
こういった気づきを通して、将来進むべき方向性が見えてくるでしょう。
自分の仕事やキャリア、将来への悩みを少しでも感じている方は、ぜひ受講を検討してみることをおすすめします。
初回は「無料」「格安」で体験できるサービスが多いので、いきなり高額の料金を払わなくて良いのは嬉しいですね。
キャリアコーチングの受講がおすすめでない人
逆にキャリアコーチングがおすすめできない人は、こんな人です。
- 自分のやりたいことが明確な人
- 具体的なキャリアプランを描けている人
すでに自分の中でやるべきことが明確になっていて、具体的なプランまで落とし込めている人はそちらに力を注ぐことが先決です。
もし、今後のプランや理想の姿に迷いが生じた際は利用してみましょう!
まとめ:キャリアコーチングは怪しくない!利用価値あり
今回は、「キャリアコーチングは怪しそうだけど、実際はどうなの?」という点について解説しました。
実際に利用して、キャリアコーチングが怪しいということはなく、中長期的なキャリアに有益だと感じました。
キャリアコーチングの良い点は4つありましたね
- 自分の本当にやりたいこと・なりたい姿が分かる
- キャリアや自分自身に対して客観性が身に付く
- 長期的なキャリアについて相談することができる
- ぼんやりとしたキャリアの悩みは不安が分かる
もし、現時点でキャリアや仕事に対して悩みや不安、モヤモヤを感じているなら1度利用してみるのがおすすめ!
時間がある方は、自己分析を取り組んでからキャリアコーチングを受けるのが良いでしょう。