【営業経験者が解説】営業職がやめとけの本当の理由|営業職志望必見!
- 営業職はきついからやめとけって言われた
- 自分が営業職に向いているかどうか知りたい
- 営業職が良いって言う人もいるけどどうなの?
営業職に興味はあるけど、「きつい」「やめとけ」と聞いて、不安を感じる方が多いのではないでしょうか?
確かに営業職にもネガティブな面があるのは事実です。
しかし、筆者の経験上、営業職はおすすめな職業であると自信を持って言えます。
そこでこの記事では、営業職がやめとけと言われる背景やおすすめな理由を解説していきます。
最後まで読むと、営業職で働いていけるか、どんなキャリアになるかがイメージできる内容になっています。
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営業職がやめとけと言われる理由
まずは営業職がやめとけと言われる理由から見ていきましょう!
日常的にノルマが課せられるから
1つ目の理由は、日常的にノルマが課せられるからです。
営業職の最大の特徴といえば、やはり「ノルマ」でしょう。
多くの会社では、月単位や四半期単位でノルマが設定され、営業職のストレスの大きな要因となっています。
- 新規顧客の開拓件数:毎月◯件という形で課されることが多い
- 売り上げ件数:商品やサービスの契約件数を週〜月単位で課される
- 手数料:証券や不動産などで多い
- 売上に必要なその他指標:テレアポの数、商談数など
筆者は営業職時代、これらの数値目標をゲーム感覚にして楽しむようにしていました(強引に…)
ノルマによって、精神的にもキツくなることがあるため、やめておいが方が良いと言われることがあります。
ノルマは確かに大変ですが、見方を変えれば「明確な目標」でもあります。
目標があることで、自分の進捗が分かりやすくなるというメリットもあるということです。
関わる人が多く、多方面に意識を向けないといけないから
やめとけと言われる理由2つ目は、関わる人が多いが故に意識を多方面に向ける必要があるからです。
営業職は、様々な人と関わる仕事です。
売り上げを上げ続けるためにも、人間関係には常に意識を向け続けます!
- お客様:(既存顧客・新規顧客)
- 各部署の担当者
- 上司・同僚
- 協力会社の担当者
これだけ多くの人と関わるということは、それだけ多くの人間関係を良好に保つ必要があるということです。
人間関係が苦手な方にとっては、かなりハードルが高く感じられるでしょう。
花形と言われる営業職ですが、中身はこういった地道な作業の積み重ねだったりもします。
出張や外回りが多く、体力的にきついから
やめとけと言われる理由3つ目は、体力的にきついからです。
営業職の種類にもよりますが、傾向として外に出る機会が多いことが挙げられます。
- 長時間の移動によるストレス
- 生活リズムが崩れやすい
- 天候に左右される
- 重い資料やサンプルを持っての移動
特に、営業エリアが広い場合や遠方への出張が多い場合は、その負担はさらに大きくなります。
出張や外回りって悪いことしかないの?
こう思われる方も多いのですが、出張や外回りにも良い面はもちろんあります。
- 様々な場所に行ける
- 多様な人々と出会える
- オフィスにこもりきりにならない
会食や接待が他の職種よりも発生しやすいから
やめとけと言われる理由5つ目は、会食や接待の機会が多いからです。
営業職では、顧客と距離が近いからこそ、関係地構築のために会食や接待の場面が多くあります。
基本的に業務外の時間で行うからため、ワークライフバランスを重視したい方には特に嫌煙されがち…
- プライベートの時間が削られる
- 健康管理が難しくなる(飲酒や不規則な食事)
- 経費精算の手間
- アルコールが苦手な人には厳しい環境
もちろん営業職の種類や立場、環境によって異なりますが会食や接待の心づもりはしておくのがおすすめです。
新規営業がきついから
やめとけと言われる理由5つ目は、新規営業がきついからです。
新規営業と言えば、「飛び込み営業」や「テレアポ」などの数をこなす営業スタイルが思い浮かぶでしょう。
株式会社オンリーストーリーの調査によると、圧倒的に新規営業がきついと感じる人が多いことが分かります。
新規営業ってやっぱりきついよね…
確かに新規営業は全く知らない人や環境にアプローチし、契約を勝ち取るためきつい面があります。
- アポイントメント取得の難しさ
- 高い確率での断られ経験
- ゼロからの関係構築
- 競合他社との激しい競争
- とにかく数をこなす必要がある
筆者は代理店営業時代に、路面で声をかけ契約させるという営業スタイルでしたがとにかく辛かった記憶があります。
契約が取れたら嬉しいですが、この営業スタイルには戻りたくないです
営業職がおすすめな理由
営業職には確かに大変な面がありますが、同時に他の職種にはない大きな魅力もあります。
ここからは、営業職がおすすめできる理由を詳しく見ていきましょう。
自分がやっていることが目に見えて分かるから
営業職がおすすめな理由1つ目は、成果や行動、顧客などが見えることです。
営業職は特に日常的なノルマ、顧客との近い距離などの要素が多く、仕事の実感を得やすい傾向にあります。
目に見える仕事内容の例
- 契約数
- 新規顧客獲得数
- アポイント数
- 顧客満足度スコア
- 顧客の声や反応
こういった目に見える成果や顧客の反応は仕事のモチベーションや満足度に繋がっていきます。
仕事上で見えないことが多いと、自分が何をやっているのかを見失うことにもなります
こういった仕事の内容が見えていると以下のようなメリットがあります。
- 自己評価がしやすい
- 自分の強みや弱みや改善点を具体的に把握できる
- 達成感を得やすい
- 小さな進歩も数字で確認できる
- 公平な評価につながりやすい
- 主観的な評価だけでなく、客観的な評価も得られる
- 自己成長の過程が可視化される
- 長期的な成長が実感しやすい
あらゆるビジネススキルが身につくから
営業職がおすすめな理由2つ目は、身につくスキルが多いからです。
営業職はお客様に1番近い存在、つまり、ビジネスの最前線に立つことになります。
そのため、ただの営業スキルだけでなく様々なスキルが同時に磨かれることになります。
- コミュニケーションスキル
- 多様な相手と効果的に対話する力
- プレゼンテーション能力
- 傾聴力と質問力
- 交渉スキル
- Win-Winの関係を構築する能力
- 価格交渉のスキル
- 契約条件の調整能力
- 問題解決スキル
- 顧客のニーズを理解し、適切なソリューションを提案する力
- クレーム対応能力
- 創造的な提案力
- タイムマネジメントスキル
- 効率的なスケジュール管理
- 優先順位の付け方
- マルチタスク能力
- マーケティングスキル
- 商品が売れる仕組みや導線の戦略立案
- 市場動向の分析
- 競合他社の分析
- 顧客ニーズの分析
- 財務スキル
- 損益計算の基本
- 投資対効果(ROI)の考え方
- 予算管理の基礎
さらにただのスキルと言うだけでなく、どんな職種でも通用する汎用的なスキルが身につくのが魅力です。
キャリアパスが多いから
営業職がおすすめな理由3つ目は、キャリアパスが多いからです。
営業職の魅力の一つに、将来のキャリアパスの多様性があります。
営業で培ったスキルや経験は、様々な職種や役職にステップアップする際に大きな強みとなります。
営業職からのキャリアパス例
- 職業
- 営業職
- マネジメント職
- 企画職
- マーケティング職
- コンサルタント職
- 教育・研修担当職
- 役職・働き方
- 経営者
- マネージャー
- フリーランス
どんな企業や働き方でもお客様と接する機会があるからこそ営業職の汎用性の高さが生きてきます
将来的に上記で挙げた職種を目指す方が直接ではなく、あえて営業職を挟む例もあります。
キャリアでどんなスキルや経験が必要なのかを逆算した後、キャリアステップを決めていくのがポイントです。
なくなりにくい職種だから
営業職がおすすめな理由4つ目は、なくなりにくい職種だからです。
ここ数年で、よく言われるのが「多くの仕事がAIに取られて仕事がなくなる」というもの。
この意見は半分正解で、半分誤りです。
AIや時代の流れでなくなる仕事があると同時に、生まれる仕事があるからです
ですが、営業職はなくなるというよりは、形は変化するものの残り続けていく可能性が高いです。
この理由は、人間ならではの「創造的思考」と「社会的知性」がAIよりも人間が優れていると言われるからです。
- 創造的思考:抽象的な概念を整理したり、創出する力
- 社会的知性:交渉や説得などの高度なコミュニケーションや他者とのコラボレーション
出典:ダイヤモンド・オンライン 「AIに奪われる仕事」「奪われない仕事」の決定的な違い」
ですが、ただ営業ができますという営業職はAIだけでなく他のビジネスマンとの競争に負けてしまうでしょう。
AIを業務に取り入れる、営業や他のスキルを身に付けスキルアップするなどの対策は必ず行っていきましょう。
営業職に向いていない人
ここまで営業職がやめとけと言われる背景やおすすめな理由について解説してきました。
しかし、肝心な「自分に合っているかどうか」の判断がついていない方がいると思います。
ここでは、営業職に向いている人と向いていない人の特徴を簡潔に解説していきます。
- 受け身・他責思考な人
- 数字を見ていくことが苦手な人
- 人と話すことが苦手な人
- 自分自身を管理できない人
- ワークライフバランスを大切にしたい人
上記5つの特徴に当てはまる方は営業職に向いていない傾向にあります。
なぜなら、営業職は多くの人と関わり、自分で商品やサービスを提案し、成約していただく必要があるからです。
ですが、将来のために営業スキルが必要、営業職がやりたいというならやった方が良いです。
あくまでも向き不向きの話なので、成果が出るかどうか、働きやすいかどうかなどは別問題だと言うことは忘れないようにしましょう。
自分のキャリアの方向性と照らし合わせながら考えていきましょう!
営業職に向いている人
続いては、営業職に向いている人の特徴を見ていきましょう。
営業職に向いている人の特徴も5つあります!
- 好奇心が旺盛な人
- とにかく稼ぎたい人
- 主体的に行動できる人
- 人と話すことが好きな人
- 地道なことに耐えられる人
特に注目すべきなのは、「とにかく稼ぎたい人」と「地道なことに耐えられる人」の2点です。
営業職と言えば、インセンティブ(歩合)をイメージされる方が多いと思います。
他の職業とは違い、ノルマが日常的に発生されるからこそ、ノルマを超える成果を出した時に払われます。
インセンティブ(歩合)の相場
- 一般的には、ノルマを超えた分の10%〜20%程度
- 例)ノルマ100万円、売り上げ130万円:超過分30万円の10%〜20% ⇨ 3万円〜6万円
また営業職は、直接売り上げを生み出すという華々しさの反面、裏ではかなり地味な面があります。
営業職の地味な一面
- 営業資料の作成
- 経費精算
- お客様対応
- 市場動向のリサーチ
- 関係各所とのやりとり
最前線で営業活動をするだけでなく、その活動を下支えする作業もしっかりこなせる方は向いていると言えます。
営業職はマルチタスクだからこそサクサク進める人は特に向いています!
営業職でキャリアアップする際に確認しておくべきこと
ここまでで自分自身に営業職が向いているかどうかの判断がついてきたのではないでしょうか?
今後の営業職としてのキャリアを歩む際のイメージをつけるためにも確認しておくと良いことが3つあります。
どういった方向性でキャリアアップするか
確認しておくべきこと1つ目は、キャリアアップの方向性についてです。
営業職は汎用性の高い職種である反面、キャリアの軸が定まっていないとキャリア迷子になってしまいます。
だかさこそ、自分がどういった方向性でキャリアを歩んでいきたいかを仮でも決めておくのが重要です。
- マネジメント路線:チームリーダーや営業部長などの管理職を目指す
- スペシャリスト路線:特定の商品や業界に特化したエキスパートになる
- 起業家路線:独立して自身のビジネスを立ち上げる
- 他職種転向:マーケティングや企画など、他の職種を目指す
そんなの初めに言われても分からないよ…
仮でも決めておく理由としては、自分のやるべきことが明確になり得られるものが多くなるからです。
例えば、起業家路線を目指すならば、経営者との付き合いや独立する際の考え方も合わせて学ぶといったことです。
もちろん、途中で方向性を変更しても大丈夫です。
関連記事:6ステップで誰でも実践可能な自己分析の方法|自分のキャリアの方向性を見つける
自分の性格や強みが営業職にどう活かせるか
確認しておくべきこと2つ目は、営業職に自分の性格や強みをどうやって活かすかについてです。
営業職に関わらず、仕事で成果を出せるかどうか・快適に働けるかどうか
こういった点は、自分の性格や強みの活かし方や働き方とマッチしているかどうかで変わってきます。
どうやって把握すれば良いの?
具体的な把握方法は以下の2つです。
上手く強みや性格を活かした働き方ができなければ、精神的にストレスを感じるきっかけにもなるので要注意!
とりあえずどんなものか確認してみたい方は、無料・10分以内で診断できるのでやってみるのがおすすめです。
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スキルや経験をもとにした市場価値がどれくらいか
確認しておくべきこと3つ目は、自分の市場価値についてです。
いざ営業職に転職しようとしても、実際に転職が上手くいくか・希望の環境に転職できるかは別問題です。
何も考えずに転職活動をした結果、惨敗…
こんな状態は防ぎたいですね
こんな状態を防ぐためにも、定期的に自分のスキルや経歴がどの程度需要があるかを把握しておくことが大切。
- 自分のスキルや経歴の洗い出し
- 市場(業界・企業)から求められているスキルセットや経歴の把握
- 例1)〇〇領域での営業経験2年
- 例2)Windows製品の経験1年以上
- 洗い出した内容を比較・スコアづけ(5段階 or 10段階)
ある程度自分のスキルや経歴が通用する程度を把握するのが目的です!
市場価値を把握した方の次の行動は、転職活動や今いる環境での働き方を検討するということになってきます。
次の章で転職活動をしたい方向けに転職エージェントを紹介しているので興味のある方はぜひご覧ください。
営業職に興味のある人におすすめの転職エージェント
最後に、営業職に特化した転職エージェントを3つご紹介します。
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おすすめな転職エージェント1つ目は「hape Agent(エイプエージェント)」です。
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また、430社を超える転職エージェントの中で4部門で1位を獲得をするなど、他社と比較しても選ばれる実績を残しています。
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- 支援人数を6人まで絞った徹底サポート(業界平均は1人あたり10人)
- 業界随一の連絡の取りやすさ(土日祝日、平日22時と遅い時間でも対応可能)
- 20代〜30代営業経験者向けの案件が豊富
- 23年度にスタートアップ3社でトップエージェント
おすすめな転職エージェント2つ目は「Neutral」です。
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転職エージェントを利用していると、連絡が遅い・明らかに雑な対応をされる場面が少なくありません。
しかし、業界平均よりも人数を絞ることで、選考対策はもちろん、将来のキャリアを本気で見据えたサポートが実現できています。
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まとめ
この記事では、営業職がやめとけと言われる理由や営業職が向いているかどうかを解説しました。
記事内容のおさらい
営業職はどんな企業でも必要とされ、今後もなくなりにくい職業だと言えます。
もちろん、地味・きつい面もありますが、それ以上に魅力あふれる職種だと自信を持って言えます。
筆者も過去の営業経験が今の働き方に生きていると感じています
営業職を少しでも考えている方は、自分の理想のキャリアを考えた上で近づけていきましょう!
今回、ご紹介した転職エージェントは以下の3つでした。
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全て無料で利用できるので興味のある方は、キャリアの相談をしてみてはいかがですか?
今後も20代のキャリアを最大化させるための情報発信をしていくのでお楽しみに!
最後までお読みいただきありがとうございました。