SaaS営業はきつい・難しいって本当?理由や実態をプロに聞いてみた!
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市場の成長性や市場価値の高さから、勢いのあるSaaS業界で営業職に興味のある方が多いのではないしょうか?
SaaS営業で調べるとネガティブワードが多いけど大丈夫?
そんな方向けに、この記事ではSaaS営業がきついと言われる理由やキャリアの実態について解説していきます。
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SaaS営業とは
まず初めに、SaaS営業について簡単におさらいしておきましょう。
SaaSとは「Software as a Service」の略で、クラウド上でソフトウェアを提供するビジネスモデルのことです。
このSaaSを販売する営業職が「SaaS営業」と呼ばれています。
そのため、SaaS営業では、売りきりではなく中長期的な利用を前提として営業活動を行うことになります。
また、SaaS業界の営業では、The Modelという営業体制のモデルが活用されることが多いです。
The Modelとは、セールスフォースが提唱した営業体制モデルを指します。
「アポイント⇨営業活動⇨アフターフォローを一貫して行う」という体制ではなく、分割体制というのが大きな違いです。
SaaS営業の体制図(The Model)
- マーケティング:SNS、サイト運営(SEO)、広告管理、展示会・セミナーなど
- インサイドセールス:営業メール、DM、電話など
- フィールドセールス:顧客との商談(オフライン・オンライン)
- カスタマーサクセス:アフターフォロー、解約抑制、契約継続、アップセル・クロスセル
これらを踏まえた上で、SaaS営業の実態やキャリアについて見ていきましょう!
SaaS営業がきつい・難しいと言われる理由
SaaS営業は「きつい」「難しい」というイメージがある方が多いのではないでしょうか?
ここでは、SaaS営業がきつい・難しいと言われる理由を3つ解説していきます。
お客様に合わせたカスタマイズが難しい
SaaS営業がきつい・難しいと言われる理由1つ目は、カスタマイズ性の低さです。
従来型のパッケージソフトウェアなら、お客様の要望に応じて細かい調整や機能追加が可能でした。
しかし、SaaSの場合、基本的には全ユーザーに同じ機能を提供するため、個別のカスタマイズが難しいです。
- SaaS製品:既に出来上がった製品=製品自体の変更は難しい、製品同士の組み合わせは可能
- パッケージ製品:お客様ごとに製品自体の変更やカスタマイズが可能
顧客への提案の際に「〇〇に対応して欲しいんだけど」と言われた場合に、既に出来上がっているもので対応できなければ購入されない可能性が出てきます。
このように、お客様の細かいニーズに応えられないことが、SaaS営業の大きな壁となっているのです。
その分、運用や開発コストの削減や管理がしやすいといったメリットがあります
売り上げが商品の競争力に左右されやすい
SaaS営業がきつい・難しいと言われる理由2つ目は、売り上げが商品の競争力に左右されやすいことです。
今までの営業スタイルだと、営業マンの話し方や立ち回りで営業結果に大きな影響がありました。
しかし、SaaS業界の商品は以下のような特徴から、商品自体で売り上げが左右されやすくなっています。
- 比較しやすい:インターネット上で比較サイトがあり、顧客が簡単に比較可能
- 価格が安い:SaaS製品の特性上、買い切りではなく更新であるため運用コストが安い
つまり、営業前に製品同士の比較がされるため、営業時には既に製品同士の優劣が付いている可能性が高いです。
劣勢の場合、覆すのが難しそうだね
この点がSaaS営業が難しいと言われる所以になっています。
数値管理が厳しいから
SaaS営業がきつい・難しいと言われる理由3つ目は、数値管理の厳しさです。
SaaS企業の多くは、非常に細かい数値管理を行っています。
これは、サブスクリプションモデルや営業体制の分業化によって数値管理の重要性が増していることが関係しています。
また、数値管理が徹底されているため、振り返りが多くなっていることも難しさの理由です。
SaaS営業への転職がおすすめな理由
SaaS営業には確かに独特の難しさがありますが、同時に大きな魅力も秘めています。
特に、キャリアアップを目指す社会人にとって、SaaS営業は非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
ここでは、SaaS営業への転職がおすすめな理由を3つ紹介していきます。
キャリアアップしやすいから
SaaS営業がおすすめな理由1つ目は、キャリアアップがしやすいからです。
今とても勢いのあるSaaS業界の営業職は、以下の点からキャリアップがしやすいと言えます。
- 業界全体が成長し続けているから
- 身につくスキルが多いから
スマートキャンプ株式会社によると、国内におけるSaaS業界の市場規模は2022時点で、約1.2兆円という調査結果が出ています。
また、この成長トレンドはクラウドやAIの浸透からも続くと見られているので、成長していく可能性が非常に高くなっています。
こういったトレンドのもとで、マルチなスキルを身につけていくSaaS営業は市場価値が高いと言えます。
他の部署と関わるからこそ、営業だけでなくマーケティングやサポートスキルも身につきますね!
数値管理の力が身につくから
SaaS業界がおすすめな理由2つ目は、数値管理の力が身につくからです。
SaaS営業は様々な数値で実績を管理し、その厳しさゆえに数値管理の力が身につきます。
この数値を適切に管理し、分析する力は、ビジネスパーソンとして非常に重要なスキルだからです。
- 事業全体
- MRR(Monthly Recurring Revenue:月次経常収益)
- CAC(Customer Acquisition Cost:顧客獲得コスト)
- マーケティング
- PV数:広告やページの表示回数
- CTR:ボタンやリンクのクリック率
- 開封率:メルマガや公式LINEが開かれた割合
- インサイドセールス
- 見込み(リード)獲得:架電数、メール・DM送信数
- 見込み(リード)育成:商談獲得件数(率)、有効商談件数(率)
- フィールドセールス
- 商談件数
- 成約率
- カスタマーサクセス
- チャーンレート(解約率)
- リテンションレート(顧客維持率)
- LTV(Life Time Value:顧客生涯価値)
- アップセル・クロスセル率
そのため、これらの指標を理解し、改善するための施策を考える力は、チームとして働く際にも重要になってきます。
最初は難しいですが、身につけておくと必ず将来に役立ちます!
専門性が身につきやすいから
SaaS業界がおすすめな理由3つ目は、専門性が身につきやすいからです。
SaaS営業は分割体制を取ることが多いため、従来の営業と比較して自分の役割が明確になっています。
そのため、特定の領域へ業務が集中することになります。
専門性があることで、市場価値が向上しやすく、転職で相手に伝わるアピールができるなどのメリットがあります。
関連記事:市場価値が低い人の特徴6選!転職で求められる対処法も解説!
SaaS営業への転職を成功させるポイント
SaaS営業は確かに魅力的なキャリアパスですが、ただ闇雲に飛び込めば成功するというものではありません。
成功への道筋を立てるためには、いくつかの重要なポイントがあります。
ここでは、その主要なポイントについて詳しく見ていきましょう。
SaaS業界への理解を深める
SaaS営業への転職を成功させる第一歩は、SaaS業界全体への理解を深めることです。
SaaSビジネスモデルの特徴、主要プレイヤー、最新のトレンドなどを把握することが重要です。
当たり前かもしれませんが、重要なので押さえておきましょう!
具体的には、以下のような方法で理解を深めることができます:
SaaS業界はとにかく流行り廃りが激しい業界なので、定期的な情報収集がポイントになってきます!
時間がある方は、週1以上を目安にするのがおすすめです
自分の性格や強みとマッチする領域を見極める
SaaS営業への転職を成功させるポイント2つ目は、自分の性格や強みとマッチする領域の見極めです。
SaaS営業で確認しておきたいのは、「製品やサービスへのマッチ度」と「職種へのマッチ度」の2点です。
SaaS業界には、営業管理、マーケティング支援、人事管理など、様々な領域のSaaS製品が存在します。
扱う商材によってモチベーションが左右されやすいですからね
また、営業職に対しても自分の性格や強みを活かせるかという点を把握しておきましょう。
営業職への向き不向きはこちら:営業職がやめとけの本当の理由|おすすめな人は?
もし転職する際のミスマッチを減らしたい方は、分析・診断ツールを上手く活用するのがおすすめです!
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客観性があるので考えが偏りにくいという点が推しポイント!
SaaS営業に強い転職エージェントを活用する
SaaS営業への転職を成功させるポイント3つ目は、SaaS営業に強い転職エージェントの活用です。
SaaS業界への転職では、業界に精通した転職エージェントの力を借りることが非常に有効です。
SaaS営業に強い転職エージェントは、以下のようなサポートを提供してくれます。
- SaaS業界の最新動向や各企業の特徴を詳しく解説
- 自己分析のサポートと、最適なSaaS企業のマッチング
- 履歴書・職務経歴書の書き方アドバイス
- 面接対策(SaaS企業特有の質問への回答方法など)
- 年収交渉のサポート
ただし、すべての転職エージェントがSaaS業界に精通しているわけではありません。
複数の転職エージェントに相談し、本当にSaaS業界に詳しいエージェントを見極めることが大切です。
具体的にはどんな転職エージェントがあるの?
次の章では具体的にSaaS業界の転職に強い転職エージェントを紹介していきます!
SaaS営業の転職に強い転職エージェント|おすすめ3選
最後にSaaS営業の転職に強い転職エージェントを3つ紹介していきます!
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- SaaS業界に強いコンサルタントが担当
- 書類選考通過率90%、一次面接突破率61%を誇る
- SaaS業界に特化した転職エージェント(他業界の求人数は多くない)
- IT・Web業界転職エージェントキャリアアップ部門最優秀賞受賞
- みんなのキャリア実績(優秀賞:レバテックキャリア)
- 非公開求人を多数保有している
SaaS営業に強い転職エージェント1つ目は「マーキャリ NEXT CAREER」です。
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まとめ
この記事では、SaaS営業がきついと言われる理由やキャリアの実態を解説しました。
記事内容のおさらい
SaaS営業はきついと言われる反面、キャリア的に魅力的な面があると分かりました。
今後も伸び続ける可能性が高い領域であるため、営業職としてキャリアアップしたい方におすすめです!
SaaS営業でキャリアアップしていきたい方は、転職エージェントを上手く活用していきましょう。
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最後までお読みいただきありがとうございました。